加速した放物線の向こうには 未来か過去か 仏か我か
照滴031
本文
加速した放物線の向こうには 未来か過去か 仏か我か
形式
#短歌
カテゴリ
#5.自然・風景
ラベル
#宇宙 #光 #仏
キーワード
#放物線 #未来 #過去 #仏 #自己
要点
時間・空間を超えて未来や過去、自己と仏の存在を問いかける。
現代語訳
加速する軌道の向こうにあるのは、未来か過去か、仏か自分か。
注釈
放物線:物理的な軌道、比喩的に時間や人生の軌跡
未来か過去か:時間の方向性に関する問い。
仏か我か:自己と仏性の境界を問う
解説
物理現象を比喩に、時間と存在の哲学的・精神的問いを短歌で表現。禅的に自己と仏性の関係を思索する内容。
深掘り_嵯峨
この歌は、時間の観念と自己の存在に関する哲学的な問いを投げかけています。「加速した放物線」という運動の軌跡が、極限に達したとき、それは「未来」へと向かうのか、それとも「過去」の起点へと戻るのか(循環)?
同様に、究極の探求の先にあるのは、「仏」という絶対的な真理なのか、それとも「我」という自己の本質なのか?という問いは、即身成仏の思想(仏と我は一体)への探求の道筋を象徴しています。極限の追求が、時空を超えた真理へと繋がることを示唆しています。